売りたいときの不動産レスキュー/株式会社不動産セレクト 名古屋営業所 羽地です。
いつも大変お世話になっております。
まず、最初に「タウマゼイン」とは何かということになりますが、これはギリシャ語で【驚く】【驚嘆する】という意味だそうです。
生まれて初めて知った言葉は使いたくなるものですね。
wikipediaによると【驚き】とは
【予期しない事象を体験したときに起こる瞬間的な感情をいう。他の感情に比べて単純かつ原始的で、生理的反応と強く結びついた情動である】
とあり、所謂《知らなかったことを知った時》もそれに該当するであろうと思い、私は知らなかったことを知ることが大好きで、【知らないことを知って驚く】という感情もとても好きです。
私には今年5歳になる娘がいます。
彼女はとても芯が強く、継続性があり、「こうだ」と決めたらそれに一直線になるところがあります。
その証拠として生まれてから約4年弱の期間、毎日どこかのタイミングで大声で涙を流して泣いていました。
そして4年を過ぎた頃、お姉さんになって泣かなくなった娘を見て驚きました。
実は娘は目が二重(ふたえ)だったのです
毎日泣いており目が腫れていた結果、一重(ひとえ)だっただけでした。
気がついた瞬間、「こりゃタウマゼインやで、しかし」そんな言葉も飛び出しました。
他にも先輩とお酒を飲んでいた時に、先輩がその席で
「最近の男の子はナヨナヨしてるというか元気がない。女々しいと思う所があるんだよな」
とぼやく瞬間がありました。
少し前時代的な思考ではあると思いますが年を重ねた人間が若者への対しての嘆きは過去の日本でも繰り返し起こることであり、大昔の文献である吉田兼好が残した徒然草の一節にも
「今様の人は言葉が乱れている」(徒然草第22段『何事も、古き世のみぞ慕はしき』/吉田兼好)
という言葉つかいがなっていないという内容の若者へのぼやきが残っている程です。
その先輩は面倒見が良く、私が高校生の頃からお世話になっている人で色々と悩み葛藤の中で我々も成長しているんだとお酒を飲みながら思いました。
「頼ってくれれば俺が見本になって、背中で教えてやるんだけどなぁ」
「時代も変わっているので自分から歩み寄るのも大事ですよ。」
なんて先輩を諌めるような会話をすること自体、歳を食ったなぁ・・・なんて飲みながら思いました。
そのまま飲み続け、時間も時間となり店で会計をして解散しようかと、ふと外を見ると雨が降っていました。
私が先輩に「傘はありますか?」と尋ねると、
「大丈夫。妻の折りたたみ傘を勝手に借りてきたよ」
と微笑みながら言い、店の外で傘を指し、ご馳走になったことのお礼を言い、雨の降る中で先輩を見送りました。
先輩本人には伝えませんでしたが奥さんから借りてきた傘は濡れると模様が出るヤツだったみたいで、街行く人の中で誰よりも
花柄の傘を指した男
として帰っていきました。
《 あ、見本になって背中で見せるの女々しい方なんだ。 》
と思い、驚くと共に携帯のメモリー登録を「タウマゼイン先輩」に変えている自分がいました。
以上の点からやはり【驚く】というのは言葉を変えると【知る】ということになり、まだまだ残りの人生で色々なことを知りたいな、驚きたいなと思いました。
その点、不動産は同じモノが1つとしてないモノと言われており、日当たりや風の通り方など全てが違う点を考えると常に驚き、新たな事が知れて私にピッタリな仕事だと思いました。