離婚時の「財産分与」

受け継いだ家・土地「相続」について

売る?住み続ける?住宅ローンは誰が払う? きちんと決めないとトラブルの元に! 売る?住み続ける?住宅ローンは誰が払う? きちんと決めないとトラブルの元に!

3組に1組が離婚すると言われている現在の日本。
決して珍しいことではなくなった離婚ですが、いざ離婚が決まった時に
トラブルの元になってしまうのが財産分与、特に不動産に関する取り決めです。

離婚する!
その時に浮上する「持ち家」問題

誰が住むの?
残りの住宅ローンは誰が払うの?

1.夫が住む場合

  • 妻が共有名義になっているから、
    財産分与で(現在の不動産価値)÷2−(妻が払うべきローン残債額)の金額を払わなければならない。
    そんな現金は持っていないし、離婚後広い家で一人暮らしするのもなんだか虚しい・・・

  • 賃貸に引っ越すし、今後の生活の為にも財産分与はしっかりしてもらわなきゃ。共有名義になっているから、これからも夫がローンを滞納したりしたら私が支払わなきゃいけないのかしら・・・住んでもいないのにローンを支払うなんて納得できない!

2.妻が住む場合

  • 「養育費代わりに住宅ローンは夫が払い続ける」って約束したけど、信じて本当に大丈夫?
    もし払ってくれなくなったら、出ていかなきゃいけないの?

  • 自分が住むわけでもないのに、あと10数年住宅ローンや固定資産税を払っていかなきゃいけないなんて・・・
    これからの生活もあるし、負担が大きいなぁ・・・。そもそも俺が働いたお金で買った家なのに。

3.お互い出ていく場合

  • 慰謝料も払わないといけないし、さっさと現金化して早く終わらせてしまいたい。
    持ち出し(自分の手持ち現金から残債を払うこと)さえなければ、そんなに高く売れなくてもいいや。

  • これからの生活もあるし、できるだけ多く財産分与してもらわないと・・・。
    そのためには、家が高く売れてもらわないと困るわ。

婚姻中に購入した不動産(共有財産)は、離婚時に財産分与の対象となります。
さらに、住宅ローンが残っている場合は ・残っている住宅ローンの支払い義務も夫・妻双方に残る
・名義変更をするにもローンを組んでいる金融期間の同意が必要となる
などの煩わしさもあり、後々にトラブルを残す危険性や離婚に向けた交渉が長期化する可能性があります。

お互いに、新しい人生を
始めるためにも・・・

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